相手に静寂を与えること。

2月17日18日のWSまなざしの方法論の続きですが・・・

ロールプレイの時ブルース先生は、

私が自覚なく相手を遮って話そうした時

「静けさを与えよう」とアドバイスしました。

「黙って」でもなく、「話を聞いて」でもないのです。

ワークショップの中で、何度か

「静けさ」という言葉が出てきたのですが、

意味がわかりませんでした。

「静けさ」は音を出さないこと、

としか考えてなかったのです。

他のワークを通じて、少しずつ

「静けさ」は自分が何かを聞くだけでなく、

相手が何かすることを邪魔しないこと、

ということがわかってきました。

相手が何か話そうとするとき、

日常では

「話を聞いて」

「黙って」と言います。

それは「静かにする」ということです。

相手が話すときに静かにしなければ、

何を話しているのか、聞こうとしません。

要するに「相手の話を聞いてない」ことになります。

ときには相手の話を遮っていることになります。

ただ黙るだけで、

相手の話を聞く気持ちになっているでしょうか。

「静けさ」は相手のためだけでなく、

自分の中も静かにすることで、

初めて外の世界の情報を取り入れられることに気づきました。

「静けさを与える」。

不思議な表現としか感じてなかったのですが、

「静けさ」の意味について考えることができました

peacefuly.

ブルース先生の表現は哲学的で詩的で、

それを訳す新海みどりさんの語学力の高さに

いつも感動しています。

 

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