アレクサンダー・アライアンス・ジャパン大阪校に飾ってある絵の意味。

この絵はアメリカのニューメキシコ州の風景画です。
アレクサンダー・アライアンス・ジャパン大阪校の
トレーニングルームに飾ってあります。
ただのインテリアではありません。
最初私は、ただ部屋を飾ってある絵としか
とらえてなかったのです。
新海みどりさんの趣味としか思ってませんでした。
トレーニングの始めに、
時々この絵の印象や感想を聞かれることがあります。
「奥行きを感じる」
「遠くは雷がなっているのに、
馬はのんきに草を食べている」
「同じ空なのに天気が違う」など、
それぞれ受講生は答えます。
「毎日天気が良くて、気持ちいい。
雲ひとつない空が続く日々。それはただ退屈な毎日」と
いう方がいらっしゃるそうです。
「浮かんでいる雲を、ほうきでさっさと掃くのが
アレクサンダー・テクニーク」と
表現なさるそうです。
浮かんでいる雲は、古い習慣・余分な緊張、
それを取り除くけどまたやってくる。
完璧な青い空はありえないし、つまらない。
そしてニューメキシコ州の絵は、
馬がいるところは天気が良いけど、
山の近くは天気が悪い。
いずれ馬のいるところも
不穏な天気になりそうです。
でも今は天気がいいので馬は草を食べている。
何事もない人生はありえないし、
何か問題が起こるけど、
今が平和であれば身構えないでいい。
心配性の私は、起こるかどうかわからないことに
身構える習慣があります。
ですが実際はまだ先のことですから、
身構える必要はありません。
余計な心配をして考えすぎるのではなく、
いま平穏であれば心穏やかでいい。
一枚の絵が教えてくれることです。
peacefuly.

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