身体は立体だー自分の骨格をトレースする。

アレクサンダー・テクニークの
トレーニング・レッスンで、
自分の骨格を指でなぞります。
それを「トレース」と呼んでいます。
骨格のトレースをすると、
自分の骨格を知ることができます。
知識としては人間の骨格は知っていますが、
実際自分の身体で確認すると、
自分のイメージと全然違います。
骨格模型や解剖図がなくても、
自分の身体が教材になります。
トレーニングやレッスンのたびに、
自分の身体の作りが自分のイメージと
違うことに気づかされます。
例えば、自分の股関節の位置、
骨盤は何かを受けるような形、
頭は楕円形の形、など。

自分の頭は奥行きがあるのに、
絶壁のイメージを持っていました。

オレンジの線の奥行きがあることに
気づいてなかったのです。

「顔のトレース」もします。
目の周り、顎はどこまであるのか、歯並びなど。
正しい位置を知ることは目的ではありません。
自分の身体のどこに股関節が・顎関節が・
梨状筋が・広背筋があるのかなど、
位置を確認するためです。
位置の確認をすると、無理に力を入れて
持ち上げることなく身体を動かすことができます。
そして動きの方向性を確認すると、
負担のない身体の動きになります。
自分の身体を自分で確かめる、
なかなか面白い体験です。
平面ではなく立体的で奥行きがあり、
凹凸がある自分の身体の形を確かめるのは、
いつも何か発見があります。
peacefuly.

骨盤を下から見たところです。

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