刺激のない環境から刺激の多い環境へそして日常へーサマーリトリート in ドイツのまとめ。

サマーリトリートが終了、
これからフランクフルトに向かい、日本に帰ります。
アインベックの静かで情報がほとんどない環境
(教会の時間を知らせる鐘の音と、
自分のタブレット以外刺激と情報がない環境です)から、
文字・音・色彩など、情報があふれている環境に
変わるのです。

一面の小麦畑と森です。

8日間のアレクサンダー・テクニークとの生活から、
自分以外アレクサンダー・テクニークを
知らない生活に変わるのです。

せっかく身についたアレクサンダー・テクニークのお道具を、
リトリートが終わったからと手放すのは
もったいないことですし、
何よりせっかく自分の心身が
いい状態に整っているのです。
お道具を使って、環境の変化に適応しようと決心しました。

フランクフルト行きの電車乗り場かわからなければ、
「地面に足がついている」と思います。
そうすると下手くそな英語で
「フランクフルト行きの電車乗り場はどこですか?」と
聞けました。
フランクフルト行きの電車から眺める景色が、
一面の小麦畑から建物が増え、文字が増え、
音が増えていきました。
いつもの私だと、到着したときのこと、
ホテルがうまく探せるかなど、
先のことを考えて、落ち着きません。
今回は、
「フランクフルトについてから、
ホテルを探せばいい」と思い、
持っている切符を見て
「自分はフランクフルトに向かっている途中」と思いました。
いつもの落ち着きのなさはなく、
電車の景色を楽しむことができました。

いつもの癖は、到着したら上を見上げて、
周りを見ながら歩きます。
今回は立ち止まって周りを見渡して、
その後前を向いて歩きました。
そうすると
「自分はホテルに向かっている」と安心できました。

フランクフルト駅です。

日本に帰る時、トランジットで不手際があったのですが、
慌てずに対応して無事に予約した飛行機に乗れたのも、
リトリートで「身体の中の上下の動き」が習慣になって、
小さくなって何も考えられない状態にならなかったからです。

日本に帰って日常に戻ってから、
自分の古い習慣に気づくことが多くなりました。
身体を斜めにして物を見る・液体を注ぐ、
先のことを考えすぎる、頭で背骨を押しつぶす・・・。
たくさんありますが、
気付いた時に身体を中心に置く、今している事を考える、
頭は背骨の上で休んでいると思うなど、
お道具を使って古い習慣を手放すことができます。

安心してワークを受けられた8日間のおかげで、
サマーリトリートの後は心身ともに穏やかに過ごせています。
アレクサンダー・テクニークのワークもですが、
参加した人たちと楽しく一緒に過ごせたことが
私の心身をゆるめてくれます。

来年もサマーリトリートに参加したいと、
もう先のことを考えています。
オーガナイズしてくれたMagdalenaに感謝です!

サマーリトリート修了書です。

peacefuly.

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