決まった筋肉しか使っていないー内転筋を思って歩く。

「持ち上げる動作」は、私をひどく疲れさせます。
物だけでなく、身体の部分を持ち上げることも、
不必要なエネルギーを使っています。
例えば「腕をあげる」動作をする時、
肩関節から上に向かって手を伸ばすと、
余分な力が肩のまわりに
かかっているのを感じます。

歩く時も同じで、
大腿直筋(太ももの前にある筋肉)を縮めて、
足を持ち上げて歩いているのです。
だから膝や股関節に負担がかかって痛みが出る、
足に力が入ると、身体の他の部分まで力が入り、
身体が硬くなって歩くために余分な力を使います。
その結果、疲れがひどく残ります。

足には「内転筋」という筋肉もあります。
足の内側の付け根から、
カーテンのようにくっついています。

赤い斜線が内転筋です。

Albinus on Anatomy
(Dover Anatomy for Artists)から転載しました。

私は普段内転筋のことを考えずに、
歩き・座っていました。
大腿直筋だけ使っていると、
座ると太ももが盛り上がっているのです。
ある日のトレーニングで、
バランスボールを使って、
内転筋を確認しました。
大腿直筋を使ってバランスボールの上に座ると、
安定はするのですが、
長い時間は座っていられません。

膝が外側に向いています。

内転筋を使ってバランスボールの上に座ると、
不安定です。ですが足に無駄な力が入りません。

足は広がっていますが、膝は前に向いています。
大腿直筋に力は入っていません。

乗馬の時に内転筋を使わないと、
鞍に足がなじまず、馬と動きが合わせられないそうです。
馬ではありませんが、
バランスボールに座るとまだ不安定な私は、
内転筋を思い出さなければなりません。

peacefuly.

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