痛いところがあるなら、まず病院へーセルフメディケーションと代替医療。

「(腰や膝など)痛いところがあるなら、
まず病院に行ってください」

アレクサンダー・テクニークの中には、
こういう決まりがあるそうです。
痛いからいきなりワークを受けるのではなく、
「病院に行って診断をつけてもらって・あるいは
やっていいことと悪いことがあるか聞いてください」と
クライエントに伝えなければならいという決まりです。
アレクサンダー・テクニークが安全だな、と
感じるポイントの一つです。
一部の西洋医学否定派が、
統計学的根拠もない健康法や治療法を
普及させるのに熱心です。
治療薬を毒物扱いするなど、
誤った情報の広がり方は目に余ります。

ボディワーカー
(アレクサンダー・テクニークはシンキング・ワークですが)の中には、
「厚生労働省の陰謀」「製薬会社が儲からないから」
「病院の収入が減るから」など、
勝手な憶測を吹聴します。
そして「病院にかかっても大したことはしないから、
私のワークを受ければ、腰痛も治るし膝も動く」
「薬ばかり飲んでも効果はない」といい、
まるで病院から遠ざけるかのように
クライエントに説明します。

私は西洋医学を全肯定しません。
ですが飲めば膝の軟骨ができる・目がはっきり見えるなど
効果のわからないサプリメントや健康法は全否定します。
怪しげな民間療法・代替療法とアレクサンダー・テクニークを
一緒にして欲しくないですし、私は同じと考えていません。

病院に行って自分の不調を確認してから、
アレクサンダー・テクニークのワークを受けるかどうか・
盲目的にアレクサンダー・テクニークを信用しないか。
この二つは自分の体調を管理するために、
大変重要なことです。
そして受診した病院の意見や、アレクサンダー・テクニークの教師の話から、
自分で判断する能力も必要です。
他人任せにせず、自分のことは自分で決める。
セルフメディケーションや代替医療を活用する上で、
なくてはならない要素です。

peacefuly.

もうすぐ健康診断の季節ですね。

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