俳優さんの表情と動き ー 映画「カメラを止めるな!」を見て。

藤巻百貨店のお中元

話題の映画「カメラを止めるな!」を
見に行ってきました。
アレクサンダー・テクニークを学んでから、
俳優さんの表情や動きを見るのも
楽しくなりました。

なぜ名演技といわれるのか、
なぜ喜怒哀楽を身体で表現できるのかなど。
激しく怒っている時には、
身体のどの部分を緩めて・固くしているのか。
一番見事だと感じているのは、表情筋の動きです。
一般人は自分で自在に表情筋は動かせません。
ですが俳優さんは、喜怒哀楽に合わせて
表情筋を自分の意思で動かしています。
「役に入り込む」ことも興味深いです。
自分じゃない人格の人間が、
自分の中にいるのですから。

「カメラを止めるな!」は、
映画製作コメディで、ゾンビの映画を作る物語です。
ゾンビの独特の動き方。
関節を進展させる・関節を動かさない・
素早く動かない・無表情など、
演技指導はあるのでしょう。
ですが、素人がゾンビの動きを真似すると、
ただのぎくしゃくした動きの人です。
怖くもなんともありません。

「相手に恐怖を与える」というのは、
メイクだけではなく普段の人間の動作と
全く違うけど、かけ離れてない演技が
求められるのでしょう。
ゾンビは食べたり飲んだりはしませんが、
歩く・噛み付く・方向を変えるという
動作をしますから。

怖がり方も叫ぶだけでは、見ている方は
なんとも思いません。
普段自分が怖いと感じた時、
表情や身体はどうだろうと思い出しました。
演技ではないので、動作は小さいです。
身体が小さくなり、私の場合は表情がなくなります。
ですが俳優さんは、観客にわかるように
「恐怖」の表情を見せなければなりせん。
ただ叫んで震えているわけではないのです。

F・Mアレクサンダーさんは演劇に関わる方だったから、
アレクサンダー・テクニークを学ぶと
演技の見方が変わってくるのでしょうね。

peacefuly.

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