食器を洗う複雑な動作ーアレクサンダー・テクニーク的分析をしました

 

ある日のオンライントレーニングで、「日常生活の動作を、力の方向などを思ってやってみる」という課題が出ました。
わたしはいつもやっている「食器を洗う」動作を選びました。
課題発表の日、指摘されて気がついたのは、食器洗いは複雑な動作ということでした。

食器はガラス製や磁器なので、しっかり持たないと落として割れます。さらに食器洗いは洗剤を使うので滑りやすくなり、さらに力が入ります。

泡のついたスポンジ越しに食器を持てば、かなり不安定な手元になります。
さらに水道の栓をひねって水を流しながらすすぐ動作もあります。
すすぎ終わったら、カゴの中に洗った食器を移動させます。

食器を洗う間、実は身体も心も緊張していることに気づきました。

新海みどりさんから、「これだけの過程があるから、決して簡単な動作じゃないよね。いつも無意識でやってることだから気づいてないだけ」とコメントしてもらいました。

そろそろアレクサンダー・テクニーク教師養成講座の卒業が見えてきました。
アレクサンダー・テクニークのトレーニー同士だと通じる話です。
ですがいざ自分が初心者のクラスを持った時にいつもしている動作は実は複雑であることを説明しなければなりません。

シンプルな日常生活の動作は何か見直すことも、アレクサンダー・テクニーク教師に必要なことだと感じました。

peacefully.

アレクサンダー・テクニーク初心者さん向けの本です。
手にとって自分の身体と向き合ってみると楽しいですよ。


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