戦う相手を間違えることー平昌オリンピックのネイサン・チェン選手。

平昌オリンピックが終わり、

平昌パラリンピックが始まりましたね。

冬季スポーツは、フィギュアスケートが大好きです。

ちょっと残念だったのが、

メダル候補のネイサン・チェン選手が

実力を出しきれなかったこと。

ですが、ソチオリンピックの浅田真央さんのような

誰も真似できない魂の滑りを見せてくれて、6位入賞でした。

ツイッターでロシアのメダリスト・プルシェンコさんが

解説をしていました。

「ネイサン選手は、戦う相手を間違った。

戦う相手はリンクで演技する自分なのに、

ほかの選手と戦ってしまった」と分析してらっしゃいます。

プルシェンコさんはアスリートですから

「戦う」という表現をなさったのでしょう。

個人競技なので自分がやってきたことを

試合で発揮すればいい。

だけどネイサン選手は、自分より前に演技して

高得点を出した選手を意識しすぎてしまった。

だから自分の力が発揮できなかったということです。

他人の演技を意識し過ぎて、自分のことをおいてきてしまう。

アレクサンダー・テクニークのレッスンやトレーニングで、

「自分の心が別の場所に行く」と言われることがあります。

「自分の身体と心が別々だと、

うまくいかない・周りが見えない」とも言われます。

ネイサン選手は自分を取り戻して、

記録に残る素晴らしい演技をして、

入賞することができました。

どんなに優れた人でも、

自分が自分であることがわからなくなり、

自分を取り戻せると持っている力が発揮できるのですね。

peacefuly.

タイトルとURLをコピーしました