身体のしくみを知識として知るー解剖学は解剖学者にまかせましょう。

アレクサンダー・テクニークは、

解剖学の勉強ではありません。

自分の習慣に気づき、その習慣を手放すことです。

アレクサンダー・テクニークのトレーニングやレッスンで、

人体の解剖の本を使います。

筋肉や骨の名前が出てきます。

それは人の身体の仕組みを知るのが目的ではなく、

身体の動きや姿勢を学ぶために、

骨格や筋肉の位置や動きを知るのが目的です。

シンキングワーク・ボディワークの創始者は、

医療従事者ではありません。

FMアレクサンダーは朗読家、

モーシェ・フェルデンクライスは

物理学者です。

どちらも自分の身体の不調から、

自分の身体のことに気づき、

アレクサンダー・テクニーク・

フェルデンクライスメソッドを作り上げました。

学ぶ人たちも非医療従事者がいらっしゃいます。

パフォーマー・演奏家・自分の習慣を変えたい人など。

解剖学の細かいところは学者さんに任せて、

アレクサンダー・テクニークを学ぶのであれば、

必要なパーツの名前と場所がわかるだけで十分です。

解剖学を理解しようと身体を硬くするのは、

本末転倒です。

たまたま私は看護師だったので、

人体の解剖生理を学んでいただけです。

(これを知らないと国家試験に受からないし、

仕事にもなりませんので・・・)

ですけど、知識として知っていた人体の仕組みと

実際の人体の仕組みの違いには毎回驚いてますし、

新しい知識を吸収しています。

ある程度知識として解剖学は必要ですが、

解剖学がわからないと

アレクサンダー・テクニークが学べない、

そんなことはありません。

心配しなくても、大丈夫ですよ。

peacefuly.

トレーニング・レッスンで使うテキストです。

ANATOMYとありますが、

美術を学ぶ人向けのテキストだそうです。

確かに人間の身体の形がわからないと、

人体像は作れませんね。

 

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