「柔らかい身体」というと、
体操選手やフィギュアスケート選手のような、
両手が床につくとか、ビールマンスピンができるとか、
「関節が自在に動く」を想像します。
アスリートの「身体の柔らかさ」を求められると、
まず無理です。
アスリートは柔軟性だけでなく、筋肉も柔らかいとのこと。
ジャンプするなど技の時に力を込めるけど、
それ以外は筋肉すら柔らかいのだそうです。
12月8日、ロビン・アヴァロン先生の トレーニングクラスを
受けました。
自分の身体と向き合い、自分の身体の様子を確かめます。
自分の身体の仕組みがわかれば、
無理なく動くことができますし、
無理な姿勢でとどまることもありません。
自分の身体には骨格があり、骨はひとかたまりでなく、
関節でつながっています。
関節でつながっていることを思ってないから、
歩き方が足を棒のように運ぶ、
立ち上がる時に足に力が入る、
骨盤を動かすつもりが胸郭まで動く、
などなど。
関節があることを思わなければ、動きは硬くなります。
「陶芸をする時に、土が固ければ
ろくろに乗せても形が作れない。
アレクサンダー・テクニークも同じ。
レッスンやトレーニングに来る前に、
自分で自分の身体を柔らかくしておかないと、
効果は出ません」
とアドバイスがありました。
確かに普段の動きで、
どれだけ自分の身体をについて思っているでしょうか。
ほとんど自分の身体を意識しない動きをしてますから、
当然硬い動きになります。
柔軟性ではなく、関節があるのに一本の棒のように動き、
力を込めて動いているのです。
身体を柔らかくする方法は教わりました。
骨盤時計、スネークの動き、
横隔膜と肋骨を意識した呼吸。
これだけでも、かなり関節を思う動きができます。
そのためだけの時間を取らなくても、
バスの待ち時間、歩いている時など、
意識すれば、関節を思った動きはできます。
そうすると、
「陶芸の時のろくろに乗せる、柔らかい土」の
状態の身体が準備できます。
身体を固めていては、何も入ってきませんね。
peacefuly.
胸椎の動きを思って。
そうすれば、柔らかく身体が動きます。