アレクサンダー・テクニークを学んで、
フィギュアスケート・バレエの鑑賞の仕方が変わりました。
演技する時の演者の体の中の動き、
方向性などを観察するようになりました。
特にジャンプをするところは興味深いです。
飛び始めと着地の時の身体の方向性は、
どうも上下だけではなく左右にもあるようです。
そして浅田真央さんの演技を見ると、
さらに身体の中で起こる動きが
美しい演技になるのがわかりました。
2011年のシェヘラザードというプログラムの動画です。
動画の1分45秒くらいから
浅田真央さんのスケーティングをみてください。
ステップという技術なのですが、
片足でグイグイと、氷面を蹴らずに進んで行くのです。
浅田真央さんが身体の中で上下・左右に
方向性を作って動きを作り出して進んでいるのです。
ステップは手足を動かしたり、
ただ滑っているだけなど、
ごまかしはいくらでも利きます。
ですが優れたステップの技術を持つ
フィギュアスケートの選手は、氷面をほとんど蹴りません。
浅田真央さんにステップを指導したタラソワコーチは
「指導の内容は企業秘密」と言っておられます。
私にとってアレクサンダー・テクニークは、
舞台演技やスポーツ鑑賞を楽しむ道具です。
peacefuly.