「頭で身体を押し下げて」座っていると、大変疲れます。
いわゆる「猫背」です。
肩と背中がはり、気持ちはどんよりと暗くなります。
アレクサンダー・テクニークの
トレーニーになってもうすぐ一年、
ドイツのサマーリトリートに参加して2ヶ月経ちました。
自分で「頭で身体を押し下げる姿勢」になっていると、
身体に不具合を感じるようになりました。
肩がこるなあ・腰が痛いなあ・足が重いなあなどなど。
背中が丸まって、頭はまっすぐに見えますが、
肩の間に首がめり込んだ感じです。
不十分でもその習慣に気がついて、
「頭を背骨の上で休ませる」と思うと、
両足は地面に向かい、上半身は上に伸び、
頭と肩と背中が離れる感じがします。
まだまだ上手くできませんが、
思うだけで身体が変わっていきます。
座骨が床についています。
背骨と頭は繋がっていて、
頭が休んでいます。首の周りに空間ができています。
アレクサンダー・テクニークを学んで間もない頃までは、
「頭で身体を押し下げている」ことが、
自分を疲れさせるとまったく感じてなかったのです。
「猫背だから」と無理やり背筋を伸ばして、
身体を固めていました。
辛くなるとマッサージに駆け込み、安くすませたいので、
クーポンの初回割引をよく使っていました。
身体の一部分がずれた位置にあると、
他の身体が均整を取ろうと他の部位が
無理な位置を取る連鎖が起こります。
その結果、腰と肩と首が固まり、
ついでに胸も固まるので息をするのが難しい。
マッサージで一時的に筋肉が緩んでも、
姿勢を変えないから同じことを繰り返していました。
「頭で身体を押し下げる姿勢」になるのは、相変わらずです。
でも今は、「この姿勢はツライ!」と感じることができます。
ツライ!から座骨を床につけて、
背骨の上に頭を休ませることができます。
古い習慣を止めようとするよりは、
古い習慣と新しく学んだことの間を
いったりきたりする方が、
わたしにとっては楽なのです。
peacefully.
わたしのイメージです。
頭はただ上に行くのではなく、
前に渦を巻いている、と思います。