相手と話すとき、特に患者さんに接するとき、
自分の立ち位置が近すぎることに気づきました。
看護で、コミュニケーションを取るときは、
「相手の顔を見て、視線を合わせて話しましょう」と、
教わります。
「自分の立ち位置は、相手の正面で・・・」とも教わります。
今まで私は、相手の目線に自分の目線を合わせて、
立ち位置は正面で、ある時にはかがんで、
「どうされましたか?」と話しかけていました。
今は「目線を合わせる」ことは
「相手を理解しようとしている」と見せかけるだけの
態度だと感じています。
ですが、そのコミュニケーションの取り方では、
相手が圧迫感を感じるなど、
不快なこととは気づいていませんでした。
他人との距離感は、アレクサンダー・テクニークを
学び始めて気づいたことです。
私の癖で何か夢中になる物事に、
目線だけでなく前のめりに近づけることがあります。
近づきすぎると、周りが見えなくなりますし、
他のことが考えられません。
コミュニケーションを取る相手にも、
前のめりに接していました。
前のめりになると、相手との距離がなくなります。
だから相手のことがわからなくなるし、
自分のことを押し付けてしまいます。
相手は近づきすぎると、威圧感・圧迫感を感じて
早くその場を終わらせようとします。
これではコミュニケーションはとれませんよね。
お互いが早く終わらせたいと焦っているのですから。
今は意識して相手が不快にならないように、
距離を置いてコミュニケーションを取っています。
態度でなく、心も近くなりすぎないように。
自分と他人の区別がつかなければ、
人と関わることはできませんし、
お互いが不愉快になります。
peacefuly.