アレクサンダー・テクニークを学ぶ人は、背景が様々です。
会社員・医療従事者・主婦・ダンサー・演奏者などなど。
もちろん理由もそれぞれです。
自分の身体の不調・演奏や歌の上達・
何か大きな理由はなく、などです。
面白いな、と感じているのは、
医療従事者のアレクサンダー・テクニークを学ぶ動機が
「いいケアを提供したい」が多いのです。
全ての医療従事者とは言いません。
医療従事者であっても腰痛や関節痛に悩まされて、
という方もいらっしゃるでしょう。
特にボディワーク
(アレクサンダー・テクニークはthinking workです)を
学ぶ看護師は、「ケアの質を上げたい」という理由が
圧倒的に多いです。
「自分を置いて」相手のケアをするのです。
看護師の教育カリキュラムには、
自分自身のことを考える項目がありません。
相手に関わること、介助することばかりです。
関わる相手が動きを持っていることも学びません。
だから「自分を置いて、先に他人に関わる」現象が
起こります。
歌・ダンス・朗読などパフォーマンスをされる方は、
上達したい、とトレーニングや
レッスンの動機が自分にむかっています。
いい悪いではなく、面白いなあ、と思うのです。
学ぶ動機はそれぞれ違っていても、
アレクサンダー・テクニークというthinking workを学び、
それぞれ違うことに気づくのです。
特に、アレクサンダー・テクニークの
「自分を置いていかない」ということは、
誰にでも共通していることですよね。
peacefuly.
セルゲイ・ポルーニンさん。今一番好きなダンサーです。