グループワークの参加者の身体を整えるーゲームや遊びが必要な理由

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 今年もアレクサンダー・テクニークのサマーリトリートに参加しました。場所はアメリカのオレゴン州ポートランド。 
 初めてのアメリカなので、楽しみにしていました。

 昨年参加したドイツのサマーリトリートより参加者が多く、ほとんどの方が英語がネイティヴ。人と言葉に圧倒されつつも、たくさん楽しんで学んだサマーリトリートでした。

 トレーニングメニューは真面目な内容もありましたが、ゲームや遊びの種類の多さに驚きました。これだけオリジナルで考えられるなあ、とロビン・アヴァロンさんの豊かな想像力。

 

1.フラダンスで踊りながらテーブルの上に寝転った人に触る

 手をひらひらさせるだけで移動すると、ただ疲れるだけです。 レンジとモンキーをしながら移動することを思い出させてくれます。確かにフラダンスはしっかり骨盤が動いてますよね。

2.二人ペアになって、手のひらを重ねる。上側が頭で下側が身体。押し下げる・押し上げる・休んでいる、この三つのパターンで動き回る

 頭と身体の関係を、ふたりで重ねた手で体験します。当然ですが、押し上げても押し下げても動きにくくなります。
「上になった手が下になった手に休んでいる」状態が一番動きやすいのですが、他に注意が向くと離れ離れになってしまいます。

3.参加者が庭に散り散りに広がり、ペアになって戻ってくる

 合図で散り散りに出発して戻ってきますが、その間は無言です。誰かと目があって自然にペアになって元の位置に戻ってきます。ひとりぼっちではなくて相手がいること、一人が動くとみんなが動くという体験です。

4.人形の手足で動いてみる

 バービーやリカちゃん人形の手足を想像します。シャツの袖から腕を動かして、脚の付け根はショーツラインから動かし…自分の身体のしくみを知ると動かし方も変わります。人間の身体のつくりは、人形とは全く違います。

 アレクサンダー・テクニークを初めて体験する方々は、楽しんでゲームや遊びに参加していらっしゃいました。
 楽しい遊びやゲームには、「頭がリードして身体がついていく」「頭と身体の関係」「ボディマッピング」の要素が必ず含んであります。

 グループレッスンの運営について、参加者の身体の準備について、学ぶことができたプログラムでした。

peacefully.

リトリート期間中にみんなで仕上げたジグゾーパズル


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