このふたつのツイートを見て、アレクサンダー・テクニークのレッスンのことを思い出しました。
アレクサンダー・テクニークのトレーニングを受け、学びを深めるたびにセルフケアと近い考え方だと感じます。
セルフケアとは「健康維持のための自己管理」、簡単にいうと健康であるために自分で自分の手入れをすることです。
わたしは半年に一度、歯科健診と口のクリーニングに行きます。
歯周病を指摘されて治療が必要といわれて、一時期1週間に一度歯科通いをしました。
歯石をとったあとに、毎回やったのが歯磨きのトレーニングでした。
歯ブラシの選び方、交換の時期、歯の表面だけじゃなく歯茎も磨くイメージで…
かなり細かく徹底的に歯の磨き方を教わりました。
歯周病が治り通院の最後の日に、「半年に一度でいいから来てくださいね。自分で磨けないところをこちらがお掃除しますから」といわれました。
アレクサンダー・テクニークはマッサージなどの受け身のケアと違い、自分で自分の心身の使い方を学びます。
アレクサンダー・テクニークのレッスンに来て自分の使い方を学んでも、習慣の使い方に戻ってしまいます。
そんな時レッスンに来て身体の使い方を思い出して欲しいのです。
自分だけでケアできないから、教師は習慣に戻らないようにお手伝いをします。
何かが劇的に良くなることを期待せず、自分のメンテナンスは自分でするという考え方はアレクサンダー・テクニークの自己の使い方とよく似ていると思っています。
peacefully